あいからんど

いろんなことに挑戦!主婦の奮闘記

認知症の母について②

こんにちは。

あいからんどです。

今日は「認知症の母について」つぶやきたいと思います。

 

久しぶりの訪問=====
先日久しぶりに実家に行きました。
電話は最低でも週に1回はするようにしているのですがここ最近はコロナの影響があってなかなか訪問出来ていませんでした。

母には前日に「明日朝10時頃にそっちに遊びに行くね~」と言っていたのですが当日訪問すると居ません( 一一)。

どうやら父が寝ている間に散歩に行ったようです。もう1時間以上戻ってきていません。

探しに行かなきゃ!!!と思ったのですが最近よくあることらしいのでしばらく様子をみることにしました。すると11時頃にようやく戻ってきました。そして私を見て
「あれ???なんで居るの???」
と言われました。( ノД`)シクシク…

新しく記憶することができないので昨日の私の電話は忘れています。
それどころかほんの数秒前に言った事、言われたこと、行動したことも忘れています。

なので会話は同じことの繰り返しです。私は10時~14時まで実家にいたのですが
同じ会話を数回繰り返していただけです。

でも楽しいのです。

 

会話の大切さ====

毎日一緒にいる父にすれば同じことの繰り返しで疲れるし、辛いとの事です。
私も正直毎日だと辛くなると思います。ですが私たち女性は同じことを聞いたり喋ったりすることはおそらく男性よりも苦ではないのかもしれません。

思えば私も職場でのランチ時間は女性同士、同じ事を何度も話してワイワイ盛り上がっていました。(;^_^A でも楽しかったです。

会話って話す内容も大切ですがその場の雰囲気がとても重要だと思います。気心の知れた者同士で語り合う。それだけで心が潤います。

 

でもまぁ繰り返しになりますがたまに語り合うから楽しいんでしょうね。父はそれが毎日なので苦痛だと思います。しかしこればかりはどうしようもありません。母はまだ施設に預けるほどではないので預けることはできません。週2回デイサービスを受けているのですが、もとから人付き合いが苦手な母は嫌がって行きません。週に2回、数時間でも父の時間が作れたらと思っていたのですがどうやら難しいようです。

なので私が少しでも顔を出して母の相手をしている間だけでも父の時間を作ってあげたいと思っています。しかし私にも家庭があるので、なかなかコンスタントに訪問出来ないのが心苦しいところです。

 

魂の言葉====
母は認知症ですが全てを忘れているわけではありません。
今でも私を娘だと認識しているし私が悩んだ時には欲しい言葉をくれます。

それって多分「脳」ではなく「魂」なんだと思います。考えた言葉ではなくて心から自然と出てくる言葉なんだと思います。そして魂から出た言葉を受け取る。そこに「潤い」が産まれるのかもしれません。

 

スキンシップの大切さ====

スキンシップは大切です。
先日の訪問時に母がなかなか部屋から出てきませんでした。多分私が突然来ているので戸惑って部屋から出てきたくなかったのだと思います。私は心配して部屋をのぞいてみると母が着替えをしていました。洋服の後ろ側が捲れてしまいなかなか上手く着替えられないでいたので手をかしてあげました。すると母は安心したような表情になりました。それからはいつもの賑やかなおしゃべりが開始しました(^^♪

スキンシップって日本人は苦手ですよね~。娘が小さいときに読んだ育児本に何故アメリカでは小さいときから一人で寝かせるのか?って内容の記事があって、そこに書いていた内容ではアメリカ人は日常生活でスキンシップが充分とれているから一人で寝かせても大丈夫なんだそうです。それに比べて日本人はスキンシップの文化があまりなく子供に触れる時間が極端に少ないそうです。なので寝る時くらいは親と一緒に寝てスキンシップを図るそうです。そのくらいスキンシップは人の成長には欠かせないものなんですね。

私もいまだに娘にはぎゅーってしています。そして「産まれてきてくれてありがとう。」って言葉も添えます。もう11歳なのですが(;^ω^)

そこまで大げさにする必要はないですが手を触れてあげるとか肩をもんであげるとか背中をさすってあげるだけでも良いです。痛いところをさすってあげると痛みが和らぐって言うぐらいですからね。

 

これからの事====
認知症はだんだんと記憶が無くなってくる怖い病気です。そのうち私の事は忘れてしまうのかと思うと悲しいです。でもなってしまったものはしょうがないです。悲しむよりも記憶が無くなるまでに何をしてあげれるかを考えたいです。今のところ足腰は丈夫なのでいろんなところに旅行したいです。海外旅行にも一緒に行きたいです。沢山喋って笑いたいです。今度夏休みに私が学生時代に両親と兄の4人で住んでいた街に行く予定です。それがとても楽しみです。母の記憶には残らないと思いますが心にはきっと残ると思います。それは私だけではなく父にも私にも娘の心にも残ります。実際に体験したことはそうやって永遠に残るものだと思います。

 

なんか締めくくりのような文末になってしまいましたが認知症との闘いはまだまだ続きます。何年続くかはわかりませんが無理のない程度に付き合っていけたらいいなと思います。そんな悠長なこと言ってられなくなるかもですが(;^ω^)その時はその時にまた対応します。認知症だからといってビクビク生きていたくないですからね♪♪

 

それでは今日のつぶやきはこの辺で失礼します。

お読みいただきありがとうございましたm(__)m