あいからんど

いろんなことに挑戦!主婦の奮闘記

映画「パターソン」を観て何気ない日常を大切に生きていきたい※ネタバレ有

こんにちは。

あいからんどです。

今日はAmazonプライムビデオで映画「パターソン」を観ました。※ネタバレ有

 

パターソン(字幕版)

パターソン(字幕版)

  • 発売日: 2018/03/07
  • メディア: Prime Video
 

暗い映画でした。(;^_^A

主人公のパターソン(アダム・ドライバー)が自分と同じ名前の地名であるニュージャージー州パターソンでバスの運転手として愛する妻と静かにゆっくりと日常を大切にして生きているって話なんですが・・・刺激がない!

いや大体の人はこの映画の主人公のように毎日を同じルーティンワークで生きています。もちろん私もその一人です。ただ映画ってそんな人たちに向けてやる気やワクワク感、興奮を与えてくれるものじゃないですか?非日常的なものを私達もどこかで求めているじゃないですか?でもこの映画は普段の自分の姿を鏡で見せられたようなものでした。

唯一違うところがパターソンはこのルーティンワークを大切に生きています。ささやかな日常にささやかな刺激を受けながら。。。未来の事よりも今現在を大切に生きています。
私は今を大切にいきているかなぁ?焦りや孤独、退屈さを少なからず感じ生きています。そして未来への不安もあります。

この映画はそういったネガティブ要素がありません。

パターソンは自分で詩を自作しています。それが彼の楽しみで生きがいでもあります。ただ生きがいというほど大げさに演出はしておらず、ごく自然に彼の一部となって表れています。ある日自作の詩をしたためたノートが妻の飼い犬によってビリビリに破られてしまいます。そんなシーンでも彼は怒らずに静かにショックを受けます。その後同じく詩が大好きな日本人と出会います。その日本人に白いノートをもらいます。そこからまた新しく始めればよいさ。。。そんな場面でさえポジティブな要素になっているのです。

この映画は押し付け感がないです。下を向かないで上を向いていこうよ!!!っていう元気いっぱいのちょっと疲れる映画ではありません。

静かに心に染み入ってくる感じです。なので少しだけ一人でいたい疲れちゃった人にお勧めの映画です。

う~んでも。とにかく暗い。

さらにパターソンの奥さんが芸術肌の少し破天荒な妻で自分の家をカスタマイズしまくります。カーテンを作ったり壁の色を変えたりデザイン模様のドーナツを作ったり突然ギターをおねだりしてシンガーになると言ったり、、、ちょっと・・・いやかなりシンドイ妻です。美人なんですがその存在がさらにこの映画をダークなものにしています。でもパターソンはそんな妻を心から愛しています。自分の口に合わない妻の料理も文句を言わずに食べます。常に彼女をやさしく尊敬しながら愛しています。

正直私はこの映画を観たあと酸欠状態になりました。パクパク口を開けて新鮮な空気を吸い込みたい気分でした。分かるんです。これが普通でこれがルーティンなんだって。人生そんなにハプニングは起こらないし奇跡も起こらないって。でもだからって今の現実を受け入れて今を楽しもう!って気にはなれませんでした。やっぱり常にチャレンジしていたいし常に変化を求めてしまいます。現状に満足できずにいます。
こんな私はいつ今を生きれるのか。。。(´;ω;`)ウゥゥ

時間は過ぎます。とにかく過ぎます。満足した一日でもつまらない一日でも今を噛みしめて生きていける様になりたい。。。

この映画評価はとっても良いです。
人それぞれ感じるところが違うので興味がある方は是非。

 

それでは今日はこの辺で。

お読みいただきありがとうございましたm(__)m